訪問診療とは
病気や障害があって定期的な医療を受ける必要があるが、受診が難しくご自宅での医療ケアをご希望されるお子様に対して、医師が計画的に自宅で診療するのが訪問診療です。
当院では、医療的ケア児の診療や小児集中治療のトレーニングを受けた小児科専門医がご自宅に訪問して、外来通院される場合と同様に適切な医療ケアを受けて頂けるようにしています。
かかりつけ医療機関の主治医、他の医療機関、医療ソーシャルワーカー、地域医療連携室の看護師などと連携しながら定期的にご自宅を訪問して診療しています。診療時には、ケアに関する幅広いご相談も可能です。基本的に月2回の訪問診療を行い、出来るだけ緊急時の往診にも対応できるようにいたします。お子様やご家族が安心して生活するためのお手伝いをしたいと考えておりますので、お気軽にご相談ください。
対象となる方・対象の地域
診療対象年齢
0歳から
基本的に、ご自宅でご家族と一緒に過ごしたい医療的ケアが必要なお子様を対象にしています。場合によっては20歳以上も対象になりますので、ご相談ください。
診療対象地域
外来診療の合間もしくは終了後に往診できる範囲(世田谷区、渋谷区、目黒区、新宿区、港区、品川区など)
上記以外の地域の方も、ご相談は可能です。
費用について
医療保険を利用する訪問診療です。医療保険の種類によって負担額が変わります。自治体などが実施・発行している各種医療券をお持ちの場合には負担額が軽減され、特に小児慢性特定疾患や難病指定を受けられている場合ではご負担なしのケースが多いと思われます。予防注射や診断書など、健康保険適用されないものについては、自費負担となります。なお、医療ケアに必要な医療材料については、指導管理料の範囲内で規定量を出しています。規定を超える量、または当院指定以外の特定の医療材料をご希望される場合には、自己負担になります。
当院の特徴
当院の院長は高次医療機関で10年以上にわたり難病や重度の障害を持つお子様、小児がん患者様の診療を行ってきました。さらに、子ども在宅クリニックあおぞら診療所で非常勤医師としての経験も重ね、小児在宅医療のトレーニングを受けております。
訪問医療を受けているお子様の半数は人工呼吸器を装着していて、さらに半数は気管切開を受けています。チューブで栄養を摂っている方、在宅がん治療や緩和ケアのサポートをご希望される方など、当院の訪問診療では幅広い疾患や症状に対応していますので、ご自宅での医療ケアを必要とされている場合には、お気軽にお問い合わせください。