お肌は体と外の世界を隔てる最大のバリアです。そこには物理的なバリアと免疫的なバリが存在し、子どもはそのいずれバリアも未熟で脆弱と言われます。またお肌は五感のひとつである触角を司る体内最大の感覚器官であり、子どもの成長・発達に大きく影響します。
子どもの肌は生まれたばかりの赤ちゃんから幼児・学童まで劇的に変化をしていきます。特に新生児ではお腹の中でお母さんの女性ホルモンの影響で皮脂分泌が盛んで、その影響を脱すると急激に皮膚が乾燥するなど、肌の状態が大きく変化します。また免疫機能が未熟であり、外界とのバリアである皮膚はこうしたことから赤ちゃんは皮膚トラブルが起こりやすくなっています。そして、生まれた直後から適切なスキンケアを続けることで、皮膚トラブルの発症や悪化を防ぐことができます。
当院では生まれてすぐの新生児の時期の正しいスキンケアについても、しっかりご説明しています。お肌の状態はそれぞれの赤ちゃんによって異なりますので、状態に合わせたスキンケアを丁寧にお伝えしています。できるだけ早く適切なスキンケアの方法を知ることでより高い効果を期待できますので、何となくモヤモヤしているといった些細な疑問がある場合もお気軽にご相談ください。