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当院でのコロナ診療・検査の考え方

COVID-19の再拡大を前に、当院でのコロナ診療・検査の考え方をご紹介します。

発熱等の風邪症状を有す場合
症状・時間経過・家族/社会的背景に応じて積極的にPCR検査や抗原検査を行います。
もちろんコロナの疑いが極めて低く、他の感染症に典型的な場合は、不要な検査は行いません。

濃厚接触者の対応
無症状の濃厚接触者では必ずPCR検査を行います。抗原検査は行いません。無症状保菌者はウイルス量が少ないとされ、抗原検査では陰性(偽陰性)となる可能性は極めて高く、RNAを増幅させて検知するPCR検査がよい適応です。逆に濃厚接触者でしっかり症状がある場合はPCRではなく抗原検査で十分なことが多々あります。また、無症状者に対するPCR検査で陰性であっても、その数日後の再検査で陽性となることもよく経験します。PCR陰性でも濃厚接触者となった場合、14日間の隔離を要すのはこのためです。

コロナ患者さんの診療
当院ではコロナ陽性となった場合も継続的に診療させていただきます。感染個室が2つありますので、その両方をうまく使って、検査だけでなく、通常の診療も行っています。12月24日に迅速認可された経口薬も使用できるよう準備しております。また、自宅療養中の電話フォローや往診にも対応しています。万が一、お子さんのみコロナ陽性となった場合でも、親は離れるわけにはいきません。そうすると、親御さんはかなりの確率でブレイクスルー感染となります。中にはご高齢であったり、基礎疾患を有すご家族もいらっしゃいます。当院は小児科ですが、出来るだけそのようなご家族を皆さんまとめて診療できるよう努めていまります。

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