当院では妊婦さんのコロナワクチンも受け付けます。
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妊婦さんのコロナワクチンは世界的にも接種が推奨され、日本産婦人科学会でも接種を推奨する提言が示されています。接種が受けられる週数に関しては、明確な基準は示されていませんが、世界的にはいつでも受けてよい、とされています。当学会でも週数に関する記載はありません。個人的には器官形成期を過ぎる妊娠12週までは接種を待ち、妊娠13週以降で接種を受けるとよいと考えます。
※mRNAワクチンそのものが器官形成期に悪い影響を及ぼすという科学的根拠はありません。しかし、ワクチン接種にあたっては、薬剤が体に入るだけでなく、その後、免疫システムが作動し『炎症』が生じる行程を経ます。薬剤そのものに害はないにしても、この『炎症』がその程度妊娠に影響を及ぼすかは不明です。恐らく数年後には『影響ない』と解決されるものと推察しますが、現時点ではエビデンスに乏しい領域であり、慎重になってもよいと考えます。
※妊娠12週以内での接種を当院でご希望される方はリスクとベネフィット、現在のワクチンの考え方について説明させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
院長 山岡正慶